イツカ見タ アノ空ヘ―――――

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スクリーンS110― 変わったね


ジューダス「変わったといえば、お前も変わったな
「そう?どこら辺が?
ジューダス「18年前はもっと緊張感があった。
「…。だってあの時は考えなくちゃいけないことが多かったしさぁ…その点、2人で旅してた辺りから、気が楽だよね。
ジューダス「世界が終わりそうな時に気が楽とか言うな。
「…どこかの誰かさんがちっとも馴れ合ってくれないからじゃないか、苦労したのは…(ぽつり)

スクリーンS111― ビタミン豊富


ロニ「久々の孤児院、…感慨深いけどまだ出てからそれほど時間たってないんだよなぁ
「あ、ひまわり発見。…こういうの、やっぱり子供が多いから育てるのかな?
カイル「うん、ハムスターの餌とかにもなるしね
「…食糧難になったら種、食べるんじゃなく…?
ロニ「そこまで貧乏じゃねーっつーの!

スクリーンS112― いつかの物語を

カイル「母さん、どうして…あの場所にオレを連れて行ったの?
ルーティ「さぁ、どうしてかしら。ただあんたが難しそうな顔してるから…
物凄く大事なことだと思ったの。
カイル「…
ルーティ「ま、ささやかな心強さをもらう場所、ってとこかしら。
話如何によっては、別の話もしてあげようと思ったんだけど…
カイル「別の話?
ルーティ「そう。でも多分、今する話じゃないわ。きっと楽しいわよ?
帰ってきたら話してあげるから、楽しみにしてなさい。
カイル「わかった!きっと…帰ってくるから。
ルーティ「みんなでね。


スクリーンS113― 消え去る者たち


「リアラ!
リアラ「あ、 も散歩?
「リアラ…お元気だね…やっぱりもう決めたっていうのは心強いもの?
リアラ「!…そう、ね…私、カイルを信じてるわ。は…大丈夫?
「大丈夫でもそうでなくても時間がないよ。正直、もう少し決め手が欲しいけど…
リアラ「決め手。
「うーん、吹っ切るきっかけって必要でしょう?カイルも…そうだと思う。
リアラ「…。
「リアラ…カイルと、話してきたら?
リアラ「えっ?
「リアラは決めてること、ちゃんと話してないんでしょう?だったら伝えないと。
リアラ「…うん、そうする。ありがとう

スクリーンS114― 後でまた!

ルーティ「ってことはジューダスって子は…あいつなのよね
「でも本人は、そういうこと話す気はないらしいから…知らない路線でいいんじゃない?
ルーティ「…うーん…
「何か言いたいことでも?
ルーティ「ありまくりよ。でもとりあえず…
みんな終わったら、来てくれるんでしょ?カイルにも言ってあるのよ。連れてきなさいって。
「…そうだね、みんな終わったら……
ルーティ「じゃあ、それまで待ってることにするわ。
「で、その時どーするって?
ルーティ「あの仮面はずして一発ひっぱたかせてもらうわ。
「…………………………………。
そう、…ルーティらしいわ…せめて往復にならないようにしてね…
ルーティ「や、やーね、いくらなんでもそこまでしないわよ。
「……(だってカイルとロニはよく食らったって…)

ジューダスにひそかに同情


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