スクリーン51― 大人になったら
「…(じっ)。
ジューダス「どうした?カイルに何かあるのか?
「いやぁ…カイルって…バカだよね。
ジューダス「あ、あぁ…改まって何だ。
「スタンがあまりにもバカを言う時は殴ってやりたいと思ったけど、カイルだとあまりそう思わない。なぜだろう。
ジューダス「なぜって…年齢のせいじゃないか?
「あぁ、そっか。許容範囲というか?でもあと4年経ってあのままだったら
やっぱり殴りたくなるかも…
ジューダス「…残念ながらその可能性は大だと思うぞ。
カイルはルーティの子だけあるせいか、それとも田舎生まれでないせいかスタンより利口な感じもする。
スクリーン52― 存在否定
-改変された現代
「リアラが言ってたよ。この世界の人たちは、自分で死期を決めるんだって。
ジューダス「死期を?
「うん。十分に生きたと思ったら自分から死ぬんだって。…そんなのって有りなのかなぁ
ジューダス「それがこの世界では普通なんだろう。…そんな顔をするな。
「…
ジューダス「それが違うと思うのであれば…僕らは僕らの世界を取り戻すまでだ。
こんなやりかたで僕らの軌跡を否定することは
許さない。
スクリー53― 逆に言うと
-エルレインの夢の後
「無意味とか言ってさぁ…失礼しちゃうよね。
シャルティエ『でも坊ちゃんが願ったっていうことについてはどう?
ジューダス「誰もそんなふうに「願って」はいないと言っているだろうが!!
「…まぁ…自分が死んだと思った時に隣に居た人間が見当たらないと
探したくなる気持ちはわかる。もしかしたら、と思いつつ死んでいるのを発見できたら
できたでそれもトラウマどころじゃないと思うけど。
ジューダス「…。
シャルティエ『なんで君ってばそう具体的かつ現実的に物を考えるんだろうね。
「そんな時は誰だって願う。私も願う。
ジューダス「威張って言うな。
スクリーン54― 白銀の戦い-リターンズ-
ハイデルベルグ第一回到着後
ジューダス「それにしても…僕がお前を殺したことになっているのか…
「あの親父の誇大解釈でしょ?物語的にはその方が盛り上がるからかねぇ…
ジューダス「喉元すぎればだな。まぁ僕が殺したことに変わりは───(ビシっ)…。
「借りがあると思うなら今、返して。雪合戦(これ)でいいから。
ジューダス「…そんな遊びは卒業したと言ったろう。
「へぇ?いつまでその格好を崩さずにいられるかな?
ジューダス「ま、待て!街中で投げようとするな!!恥を知れ!
連載で出さなかったと言うより、色々な理由で出せなかった。
スクリーン55― 死の瞬間
-序盤(リーネ辺り)
カイル「人は死ぬ時に何を考えるのかな
ロニ「なんだよ、急に。
カイル「え~だって、苦しかったらやっぱり嫌じゃん!!
どうせだったら幸せな気分で死ぬほうがいいなぁ
リアラ「ふふ♪カイルはそんなときでも前向きなのね。
ジューダス「それは死というものを経験してないから言えるんだろう。
それにお前には心配している人間もいる。死ぬなどと安易に発言するものじゃない。
ロニ「そうだな。それに幸せの意味なんて人によって違うものだしよ…
「……………。