旅ノ合間ノ戯レ歌
スクリーンS58― レンズ論争
カイル「…あのレンズってさ…身体の一部なのかな。
ロニ「そりゃ…生きる為に必要だってんだから繋がってんじゃねーか?
「着脱可能に一票。
ロニ「なんでだよ。
「だって、一体化してたら無くす事なんてないでしょ。無理矢理はがされでもしない限り。
リアラ「…痛そう…
ジューダス「確かに初めに会った男は僕たちを見て「無くしたのか」と言っていたな。
ナナリー「──って、ことははずさなければならない理由があるってことかい?
「エルレイン様のくれた大事なものだから…きっと磨かなければならないんだ。

カイル「そっか!一体化してたら磨きづらいもんね!!埋め込んである境目とか!!
ジューダス「…カイル…真に受けるな…
スクリーンS59― 動力
「発明品ってさぁ…一部は怠け心と不満のたまものだって、知ってた?
ロニ「怠けたい奴が発明とかしないだろ。
「物事には常に二通りの見方があるって事じゃない?
もっと合理的に事を進めたいからどうすれば楽になるのか考え
る。つまり怠け心。
ジューダス「…世間一般的にそれは怠け者とは言われないだろ
「そうそう、結果、合理的にこなすとそこに更に別の問題が発生する。
だからそれを解決しようと考える───くり返しだから結局怠け
てる暇がないんだよね。
でもそれはそれで楽しかったり。
ナナリー「まぁ…そうやって便利な道具が生まれて来たわけだけどねぇ
「でも、この世界ってそういうものが何もないんだね。一見整っているようでその実、文化レベルが低い。
ジューダス「全て与えられているからだろう。結局は何かを生み出す必要がない。
そのための力も無いんだ。
ロニ「何も生み出さない世界、か…。そう考えるとつまんねー世界だな。
リアラ「…
スクリーンS60― 指定席
「リアラ、カイルの隣が指定席みたいだったのに…この世界に来てから後ろで
考えっぱなしだね
ナナリー「指定席…言われてみればそうかもね。
ロニ「指定席かぁ…考えてみれば俺もカイルの隣!だな。
は後ろの方が多くないか?
「そうだね、後ろの方から見てるのが好きかも。リアラに後ろを取られて何だか気になって…
ジューダス「…背後に人がいると落ち着かないタイプだな。
「ジューダスだって背中取られるのが嫌いなくせに。
ナナリー「あはは、あんたやカイルは何っにも考えないで歩いてるタイプ、ってことだね。
ロニ「うっせぃ!
でも先導役に立たされる事もあります。
スクリーンS61― ボキャラリ
「『命のレンズ無しでよく外に出られるな』…ってことはここの人たちも |
スクリーンS62― 望む者、拒む者
ジューダス「英雄に妄執した男、か…
「それでバルバトスは、あの時代のあとは英雄として安らかに眠ったのかな。
ジューダス「いまいち想像できんな。
「うーん…でもエルレインの望みどおりに動いていたら…今頃はジューダスが

ジューダス「タチの悪い冗談を言うな!!
「冗談なんかじゃないよ。多分、エルレインはジューダスが動かないからバルバトスを



ジューダス「歴史を…聖女の「英雄」というのはそういう意味なのか?
「さぁ?でも、ジューダスがそれとは違う道を選んでくれて、よかった。
ジューダス「…当たり前だろう…
スクリーンS63― 不便?
ロニ「それにしても…街なのになんで野宿しなきゃならねーんだよ!!
ジューダス「仕方あるまい。旅をする者もいなければ宿などというものはないのだからな。
この街の住人がまともに睡眠を必要としているのかも怪しいもの
だ。
「でもキャンプとしては環境はばっちりだよね。水もあり気温もよし、緑もきれい。
屋内の床で寝るよりいいと思う。
リアラ「草が柔らかくてベッドみたいよね。
「神団でお風呂借りたし、食事もとれたし、見張りもいらない。
カイル「後は寝るだけー!
「…とか言われると途端につまらない感じに聞えるのはなぜだろう。
ロニ「キャンプファイアーでも…やるか?
ジューダス「余計なことを考えずにさっさと寝ろ。