イツカ見タ　アノ空ヘ―――――

スクリーンS106― いつかの清算

フィリアと再開後

「でも、良かったね。本人の口から直接、あの時のことをどう思っていたか聞けてさ。
やっぱり信じてくれてたじゃない。
ジューダス「ふ…あいつとスタンはパーティきってのおめでたさだったからな
「ジューダス、いつかハイデルベルグでたくさんのものを失くしたって言ってたけど…
私は何も失くしてなんかないと思うな。
きっと、もう目に見えないだけでまだそこに大事なもの、たくさんあると思うよ？
ジューダス「…。一番おめでたいのはこんな時まで僕に付き合うお前だな。）

スクリーンS107― 初めての場所

「クレスタって初めて来たよ
ナナリー「そうなのかい？18年前は？
「ない。行ったのはリオンと一緒に廻ったとこくらい。
ジューダス「さりげなく名前を呼び違えるんじゃない。
「あの時はジューダスじゃなくてリオンだったじゃないか。
ロニ「なぁ…今更何だけどよ、わざわざ呼び分けてるのか…？

スクリーンS108― 刻まれない墓碑銘

ルーティとカイルの来る直前

「これお墓…？こんなところに？
ジューダス「…名前が無いな
「何だろうね。──悪くない場所だな。
ジューダス「墓があるのにか。
「そうじゃなくて墓として、だよ。墓場の団地みたいなところに押し込められるより…
ここの方がずっと静かで眺めも良くない？
ジューダス「寂しいとは思わないのか。
「海が見えると、寂しいって感じじゃないよね。
ジューダス「まぁ…これだけ開けていればな。悪くはない…か。

スクリーンS109― 泣いてくれた？

ジューダス「何を見ている
「あの向こうの海の底に、体が眠ってるのかなと思って
ジューダス「…身体もここに在るだろうが。無意味なことを考えるな
「不思議でしょう？自分たちが眠っているはずの場所をこうして見ているなんて
ジューダス「お前は…もしもスタンたちと一緒に生き残っていたら、───
「何？
ジューダス「…なんでもない。

スクリーンS110― 冷酷な判断

ロニ「今日はここまでにして、話が終わったら孤児院に泊めてもらおうぜ
ジューダス「…………
カイル「ジューダス、大丈夫だよ！ぜひ泊まってよ！
ロニ「ん、まぁ顔は出すんだろ？客人が泊まらないってのも決まり悪いもんだしな。そうしろよ。
ナナリー「 はどうするんだい？やっぱりお構い無しに行ってみるかい？
ジューダス「お前は宿に泊まれ。例え1人でも。
「…ちょっと…1人だけ除け者って…酷くない？