楓葉さんより
ハロルド+の実験室
カイルの“英雄たちにアドバイスをもらう”という発言の後、いろいろな人に会うために旅をしているカイル達は、その途中で、休憩するためにちょっとした湖でくつろいでいた。
湖のほとりから見える雲一つない青空は、イクシフォスラーにこもっているにはもったいないと思わせるくらい、爽快だった。
湖で遊ぶのにも飽き、暇を持て余したカイル達は、空を見上げていた。
カイル「…………鳥ってさ、いいよね。」
今はちょうどお昼時。お腹もすいてくる頃である。
……もちろん意味は違うだろうけど。まぁ、確かに空に何羽か飛んでいるしね。
が何も言わずに黙っていると、カイルは気にした様子もなくまた話し出した。
カイル「オレもあんなふうに飛んでみたいなぁ」
…今、ドラえもんの歌を思い出したよ。
「あぁ………そうだね。まぁ、気持ちよさそうではあるけど。」
実際に人が飛ぶには、たとえ飛べるにしても体感速度が半端じゃないと思うのだが。
カイル「あ〜あ、オレもあんな翼があればいいのになぁ。」
カイルのその一言が、のちのち、ほかのみんなを巻き込む事件になるとは、誰も予想していなかった。
うす暗い闇の中、その部屋の中には二つの人影があった。
(ここはこうしたら?)
(ダメダメ、ここはこうじゃないと。)
(でもここにそれを煎れたら?・・・・・・・・・ほら!)
(なるほどねぇ。だったらここには・・・・・・・・・)
夜は、まだまだ続きそうだ。
「みんなおはよ〜 v」
ジューダス「今日はやけに機嫌がいいな。」
カイル「何かいいことあったの?」
「う〜ん、いろいろとね。」
いつもより機嫌がいいは鼻歌まで歌いだした。しかしなにか嫌な予感に捕らわれ、ジューダスはなぜか焦る。
ジューダス「おいシ 」
「みんな聞いて〜!!」
ジューダスの声を遮ったのはハロルドだった。なにやら、あやしげな液体の入った小瓶を持っている。
あまりにもにこやかな微笑みを見てジューダスは嫌な予感の正体に気が付いた。
ハロルド「カイル、確かこの前『空を飛んでみたい』って言ってたわよね?」
カイル「えっ?」
ハロルド「なんと!この【ミラクル☆ドリンク】を飲むと、いろいろな動物に大変身出来ちゃうという 」
ジューダス「胡散臭いな」
関わりたくはない。といった感じで言う。ジューダスとて、カイルがキラキラした目でハロルドを見ていなければ、何も言わなかっただろう。そしてカイルに向き合う。
ジューダス「カイル、お前には学習能力がないのか?何回ハロルドに付き合わされて大変なめにあっているんだ。
いままでの経験がものをいっているのか、カイルもすこし警戒しだした。
ハロルド「何言うのよ〜別にちょっっっと付き合ってもらってるだけじゃない。
「それに今回は私も手伝ってるし………危ないことはしてなかったと思うよ?
ロニ「おぉ。じゃあ今回は安全そうだな。
ジューダス「逆に不安になるのは僕だけか?
ナナリー「……本当に安全なのかい?
さすがにナナリーも慎重になっている。きっとこれもハロルドの日頃の行いのせいだろう。
「おととい飲んで異常ないから、たぶん毒はないと思うよ?
ロニ「毒って……………。
………………………。
なんだかんだあったが、ハロルドにひっくるめられる形で飲むことに。
………結局いつもとたいして変わらず、ジューダスの溜め息がいつもより大きく聞こえるのも、仕方のないことだった。
※ここからは、チャット風に会話だけでお楽しみ下さい。
カイル→イヌ
「あんまり違和感ないよね。なんでだろう。
ジューダス「僕に話を振るな。
リアラ「キャー!カイルかわいいv
ロニ「ああいう格好をするとモテそうだよな…………。
「えー、ロニがやってもかわいくないよ。
リアラ「むしろ、ケモノ度が増しそうよね。
ロニ「なにおぅ!!
ハロルド「…………悲しい現実よね。
リアラ→シマリス
リアラ「カイル、どうかなぁ。
カイル「かわいいよ。すごく似合ってる。
ロニ「え〜っとこういうの何て言うんだっけか………あっ、そう馬子にも衣
リアラ「エンジェントノヴァv
どっかーん
ロニ「なんでぇえぇぇぇええ!!
「どんまいロニ。慣れない言葉なんて使うからだよ。
※馬子にも衣装…つまらぬ者でも外見を飾ると立派に見えることのたとえ
ロニ→サル
「たいしていつもと変わらないね。
ジューダス「もともとサルっぽいしな。
ロニ「……お前らけっこうひどいな。
カイル「だ、大丈夫だよ!きっとどこかレベルアップしてるよ!
ロニ「カイル…………。
ハロルド「レベルアップしたのは、やっぱりバカっぽさかしら。
「う〜ん、アホじゃない?
ロニ「…………………・。
ナナリー→ウサギ
ナナリー「なんであたしがウサギなんだい?
「う〜ん……なんとなく似合うと思ったから?
リアラ「なんというか、カッコカワイイ感じでいいわよねv
ナナリー「そうかい?
ロニ「オレとしては、もうちょっとバニーちゃんっぽいほうが 。
ナナリー「なにか言ってるのはこの口かい?
ボキボキ
ロニ「わっ!!ちょっ!たんまっ!!や、やめろぅ!!
……………
ジューダス「フン。自業自得だな。
ジューダス→vs
ジューダス「僕はそんな得体のしれないものを飲む気はない。
「だめだよ。みんな飲んでるんだよ?
ジューダス「お前こそまだ飲んでないだろう♯先に飲め。
「イヤだ。………じゃあ飲もう?ほら、せーの
ジューダス「なっ!?おいっ !!
ゴックン。
数分後
ジューダス→ネコ
→
ジューダス「なんでお前は何も変わってないんだ♯
「実はコレ、栄養ドリンクだったりする。
ジューダス「自分だけ難を逃れようとするな♯
「一緒に飲むとは言ったけれど、このミラクル☆変身ドリンクを飲むとは言ってない。
ジューダス「♯
ロニ「なんだよ、結局ジューダスだけかぁ。の変身姿も見たかったなぁ……………。
ナナリー「へぇ?
リアラ「セクハラ魔人はいったい何を考えているのかしら。
……………。
ロニ「すみませんでした。
リアラ「でも本当に、なんでは飲まなかったの?ロニじゃないけど、私もちょっと気になるのよね。
「………なんとなく?
ジューダス「♯
カイル「あっ、ジューダス!仮面はずしてよ! ※このときはもう、ジューダス=リオンの構図はバレてます。
一同「!!!!!」
ジューダス「はずせるわけないだろう!
カイル「え〜〜〜〜。
ロニ「ジューダス、ちょっとぐらいいいじゃねぇか。
ハロルド「そうよ。せっかく黒ミミにした意味が 。
ジューダス「これはお前達にバレないようにするためじゃなく、この世界にいるやつ全員からバレないようにするためにつけているんだが。
ハロルド「今レーダーで調べたけど、近くに人は居ないみたいよ。
ジューダス「……………………。
「かくれんぼとかしても、すぐ見つかっちゃうね。
ナナリー「、話ズレてるよ?
カイル「ジューダスっお願い!
ロニ「なぁ、ほんとに少しでいいからよぉ
ナナリー「無理にとは言わないけど、あたしも少し…………
リアラ「まさかと思うけど、聖女様のお願いを、断ったりしないわよね?
ジューダス「……………………。
ダッ!!(逃走)
リアラ「あっ!!
ロニ「逃げたな!!
「………………まぁどうせ仮面の隙間からなんとなく見えてたし、しっぽつきジューダスが見れただけでも儲けもんかな。
………………。
ハロルド「そういえば、みんな身体に異常はない?
カイル「へ?別に何ともないよ………?
リアラ「ミミとしっぽがついてること以外はいつもと変わらないと思うけど。
ハロルド「そうならいいわ。
ジューダス「まさか僕たちが初の人体実験とか言わないだろうな。
ハロルド「あら、いつのまに帰ってきてたの?
ジューダス「お前達だけを残すのは、かなり不安だからな。
「…………バレてしまったものは仕方ない。実は
ジューダス「おいっ!最初に、『飲んだから毒はない』とか言わなかったか♯
「私が飲んだとは言ってないよ?
ハロルド「そのとおり☆
ロニ「なにかあったらどうするつもりだったんだよ!
ハロルド「そのために私は飲んでないんじゃない。
「何体かの動物(モンスター?)で試したけど、どの動物もパニクってただけだと思うよ?実際、死んじゃったら大変だし。
ロニ「だったらオレたちに試すなよ!
ハロルド「だって、作ったらどこまで効くのかとか、副作用とかいろいろ調べてみたいし、試さなきゃ作った意味がないじゃない。
ジューダス「そんなもの最初から作るな♯
ナナリー「……………それで、結局成功なのかい?
ハロルド「たぶんね。
ロニ「たぶんって………。
「副作用とかあるかもしれないから、調子悪かったら言ってね?
リアラ「ちょっと不安になってきたかも。
カイル「……………ハロルド、オレ、腹痛くなってきた……。
一同「えっっっっ!!!!!?」
数十分後
ロニ「ふぅ。何とかなってよかったぜ。
ナナリー「さすがに焦ったよ。
ロニ「それにしてもまさか拾い食いのせいで腹イタとは…………。
ハロルド「情けないわねぇ。
ロニ「そういえば、リアラはまだカイルと一緒にいるんだろ?カーッ、ラブラブでいいねぇ。
「羨ましいんだね。
ジューダス「羨ましいんだな。
ロニ「うるせぇよ!
ハロルド「それにしても本当、よかったわ。まさか、この私が失敗!?って思っちゃたわよ。
ジューダス「これに懲りたらもうつくるな♯
「えー、まだいくつか案が残ってるんだけどなぁ………
ジューダス+ロニ「もうやめろ。
-END-
◆おまけ◆
ジューダス「これはいつになったら解けるんだ?
ハロルド「う〜ん、24時間ぐらい?
カイル「えっ!!じゃあこのままいろいろな英雄たちに会いにいくの?
ハロルド「そういうことになるわね。
ロニ「このまんま…………(←サル)
ジューダス「絶対嫌だ…………(←ネコ)
**あとがき**
こんなふうに小説を書くのは初めてで、もういっぱいいっぱいでした。でも、自分なりにすっっっごく頑張ったので、読んでくれた人が「おぅ、こいつ頑張ってるな。」と思ってくれたらそれだけで幸せです。
前々から、「とハロルドが何かしでかしたら面白そう・・・・。」と思ってたので、書けて良かったです。
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