1人でやりきろうとするのは、相変わらずで。
--OverTheWorld.5 水面下 -
分厚いプレートをスライドさせるとそこはもうストレイライズの神殿の敷地内だった。
参拝のない日であるせいか、人気はなく辺りは荘厳な静けさに包まれている。
2人が出たのは大聖堂の一角の階段下で、噴水が上の広場にあるのだろう。
涼やかな水がはぜる音だけが響いていた。
「ここは…大聖堂だな。まさか中央に直結する道があったとは…」
白とブルーを基調とする建物を見上げながらジューダス。
建物自体は18年前と変わっていない。
その足は、自然、聖堂の方へと向いた。
その時だった。
穏やかな静寂には不釣合いな悲鳴が聖堂内から遠く、くぐもって聞こえたのは。
「!」
カイルの声だ。
既にバルバトスとのバトルが始っているのだと悟って
が駆け出す。
無論、ジューダスも何かが起こっていることは察している。
同時に駆け出した彼の紫の瞳は、妙に怜悧な色を宿して鋭くなった。
広い敷地は思ったより距離があり、そこにたどり着いた時には現状を解する間もなく、暗く青い髪の巨漢の男が目の前に膝をつくカイルに向かって斧を振り
上げている瞬間だった。
ち、と舌打ちして素早く短剣を放つジューダス。
「ぐおっ」
鋭く風を裂いた短剣は振り上げられた腕に突き立ち、男はうめきを上げた。
意識の外から浴びせられた攻撃に、髪と同じ色の瞳がゆっくりとこちらに向く。
ぞくり、と何か得体の知れない冷たいものが背中を走るような、無機質な視線だった。
しかし、その瞬間で目の前に飛び込んできた惨状は改めて理解できた。
床に這いつくばったまま必死に顔を上げるロニと、怯えるように立ち尽くすリアラ。
そして、おびただしい血を流して倒れ伏す司祭の服をまとった女性。
その人は確かに見覚えのある緑の髪で、かつての仲間であったフィリア=フィリスであることは間違いなかった。
「カイル、これを使え!」
とっさに武器をはじかれていることを解したジューダスがカイルに向かって今度はロングソードを放る。
「ちょっと待て。人の剣をなぜ投げる!?」
「僕の剣を投げたら有事の際に参戦できないだろうが」
「…じゃあ私はどうしろと…?」
の腰から素早く抜き取ったジューダスは顔色一つ変えずに言い切りながらも戦況を静観している。
言っていることは間違いないが…なんだろう、この釈然としない気分は。
そんなやり取りをしている間にカイルは振り絞った気合いと共に男を退けた。
しかし…
「くくく…」
くぐもるような低い声が漏れる。
「軽いな」
厚い胸板を切り裂かれ、血を流しながらもバルバトスは笑っていた。
渾身の一撃が一歩及ばずよろめいて後退したカイルを文字通り見下す。
「まずい…!」
「アクアスパイク!」
「!?」
ジューダスが剣を抜き放って床を蹴るのと晶術がバルバトスの隙を突くのは殆ど同時。
「!でやぁあああ!!」
今度こそカイルの至近距離からの攻撃が男を捕らえた。
「ぐわぁ!」
一度はつけられた傷を更に深く抉られ後退する。
バルバトスは忌々しそうに視線をカイルと、そして
の間を往復させた。
驚いて足を止めたのはジューダスだ。
先ほどの晶術は
から放たれたものだったのだから。
しかし、今はそれどころではない。
バルバトスに再び注意を向けるとその男の視線がジューダスに、そしてカイルたち全員を巡って、男は再び笑みを浮かべた。
「我が飢えを満たす相手がこのような場所にいたとは……我が名はバルバトス=ゲーティア。英雄を狩る者だ。カイル=デュナミス、貴様らの名、その
顔、覚えておこう…」
時空間が歪む。藍黒のゆらぎが濃くなると、その中にバルバトスは消えていった。
誰も追おうとはしなかった。
勝利、と言うよりも退いてくれたという空気が嫌がおうにも場を取り巻いている。
バルバトスが消えたその空間の前には、満身創痍で悔しそうに床に着いた手を握りしめるカイルの姿があった。
* * *
「まずいぞ、騒ぎを聞きつけて神団の連中がやってくる」
ジューダスが集まったメンバーの輪の外を見て呟く。
しかし、今、フィリアを動かすことは危険だった。
血溜りに沈むフィリアの顔は紙のように蒼白だ。
ほんの一撃だったがバルバトスが残したあまりにも無残な致命傷。これほど深い傷ではロニのヒールでは癒せない。
焦燥と絶望感の広がる中で進み出たのがリアラだった。
彼女が祈るように手を胸の前で組んで集中する。
小さくその唇が「お願い…」と呟いて瞳を閉じたままの小さな顔が精一杯の表情になると、その胸元から白い光が広がった。
エルレインの起こした『奇跡』と同じ、あの光だ。
見る見るうちにフィリアの傷はふさがり、呼吸も眠るように静かになった。
「もう大丈夫」
呆然と一部始終を見守っていたカイルとロニに
が様子を確認してそう言うと、ほっと息をつくのも束の間。
とうとう聞こえてきた兵士の足音にひとまずフィリアの部屋に避難することになった。
ロニがフィリアを抱えて彼女の部屋へと運ぶ。
部屋へと入って扉を閉めると、ひとまず安堵の息が一同から漏れる。
「…着いてきちゃったけど…良かった?」
「良くないな。僕はともかくお前は」
ドアの近くに立って、ベッドを取り巻くようにフィリアを見守るカイルたちを見ながら
とジューダス。
正体を隠すようなことをしていないので顔を見られれば即座に彼女の姿に目をとめるだろう。
だからといって
がどうするつもりもないのだが。
訊いてみたのはジューダスの方がそれを危惧しているからだ。
そんなふうに囁きあう前ではカイルが笑顔でリアラに賞賛を送っていた。
「すごいよ、君!あれだけの怪我をあっという間に治しちゃうなんてさ!」
『奇跡』を目の当たりにしたカイルは興奮気味だ。
しかしリアラの顔は浮かない。
少し驚いたような表情はすぐに沈んで唇が重く開いた。
「すごくなんか…ないわ。フィリアさんを巻き込んでしまった上に助けることも出来なかった…」
「で、でも君がいたから怪我を治せたんだよ。そんなに、落ち込むこと無いって!」
素直な賞賛は今のリアラには届かない。
まるで自分自身に向かってリアラは自らを貶めている。
「ダメ、やっぱりだめなの…私の力じゃ人一人も守れない。こんな力じゃ…」
切羽詰った声音を見知らぬ人間の前で吐いてしまうあたり、よほど余裕が無いのだろう。
それは、返事と言うよりただの呟きのようにカイルたちの耳に届いている。
カイルは困ったように頭を掻くような仕草をして、おもむろに口を開いた。
「あのさ、俺の母さんが言ってたんだけどさ…」
母さん、と言うフレーズに会話に耳を傾けつつも窓の外に向けられていたジューダスの視線がカイルに流れる。
「『反省はするべきだけど、後悔はしなくてもいい』って。」
「え?」
「反省は未来に繋がるけど後悔は過去に縛られているだけなんだってさ。
だから、その、ええと…」
笑顔になっていたカイルの顔が少し言葉を選ぶために困惑の表情になる。
結局無理やりひねり出した言葉尻は、やはりというべきか微妙に何が言いたいのかあやふやになりそうなものだった。
「君さ、ずっと後悔しているみたいだからそれってよくないよって…」
「その人の言うとおりですよ。リアラさん」
再び詰まりそうになった言葉を継いだのはフィリアの声だった。
「フィリアさん」
ロニたちの視線がベッドの中へと視線が集う。
「18年前、大司祭様が神の眼を奪い、世界を支配する野望に駆られました。
私は知らずに、手を貸していた…」
カイルたちの作る人垣の向こうでフィリアから、ゆっくり大きく息をつく気配があった。
まだ本調子ではない体をおして、ゆるやかに半身を起こす。
「そのことを知った私は、それまでの自分を後悔し、ただ泣いていました」
回顧するように瞳を伏して語り出したその時、ドアの前で見守る
は強引に腕をひかれて部屋を出た。
「な、何?ジューダス」
唐突に引っ張り出した当の本人は一度視線だけで振り返ってから手を離す。
それからおもむろに正面に向き直り…
「素顔さらしたまま何事も無いかのように居座る奴があるか」
怒られた。
とりあえず、フィリアに注意が向いているらしいカイルたちは2人が姿を消したことには気づいていないようだ。
「大丈夫だよ。18年も経ってるんだから…堂々としてればまさか、と思って終わる。
そんなものだよ」
「根拠無く言い切るな」
「だから証明してあげようか?」
「それで正体がばれたらどうする」
「………………。一向に問題なし」
「…。」
静かに怒りがたゆたっている間に
はこれ以上話をややこしくするのをやめることにした。
「冗談だってば」
「まったく冗談に聞こえないのは僕だけか…?」
『なんだか最近、坊ちゃん活き活きしてますねぇ』
これが活き活きに見えるなら近々彼は胃を患うことになるかもしれない。
なんとか論争にもつれこむ前にキリをつけて2人は神殿の入り口まで移動する。
18年前のあの出来事を客観的に語るフィリアの話も聞いてみたかったのだが。
慕っていたグレバムに裏切られ、傷心だったフィリア。
自分にも責任があると言いつつ神の眼の奪還任務に加わったが、時々は影で泣いていたことを知っている。
それも、カルバレイスにつく頃にはすっかりなくなっていたのは、クレメンテと言う力を手に入れ、仲間たちがそれぞれに先に進む標を示したからだ。
弱かった自分、立ち止まり降り返る事ばかりをしていた彼女はリアラの気持ちが理解できるのだろう。
そんなフィリアはリアラに仲間が必要だと諭して、彼らが同行することになるのだから。
方や、ジューダスはジューダスでこの先の身の振り方を一考しているようだった。
と言っても彼らの仲間になるかそうでないかではな、くもっと遠い先を見越した話だ。
の知っている『物語』の中では、いかにも彼らを遠くから見守り続けているかのようだったが、実際となれば違う。
リアラの動向も、この先に待つものを知らないジューダスは、現時点では少年の夢を叶える旅を理由も無く追うほど簡単な身の上ではない。
彼は彼なりの進む道をおぼろげながらも既に描き出しているのではないか。
それには
も薄々気付いていた。
「バルバトスと言ったな。あいつはエルレインと関係があると思うか?」
「…なんでいきなりエルレイン?」
ふいに、ジューダスは足を止め顔を上げる。
そんなこと聞かれると関係なんて丸解りだからむしろ答えに窮するのだが。
は自分の知識をリセットして聞き返してみた。
そもそも現段階では本来自分は何も知らないわけで、ジューダスがなぜそう思うのか聞いておきたい。
しかしその言葉で意外なほど 失言した、というようにジューダスが顔色を変えた。
それで
も訝しげに眉をひそめる。
その顔つきが鋭くなった。
「リオン、何かまだ言うべきことがあるんじゃないの?」
『坊ちゃん…ダメですよ。
に隠し事をしても長続きしません』
あ〜あ、とばかりに軽い口調でシャルティエが追い討ちをかける。
別に隠し事なんかじゃない。
そう言いたそうだったがそういう問題でもないと気づいたのだろう。観念したように深く溜息をついてからジューダスは仮面の下からまっすぐに
を見据えた。
「
、エルレインが僕を生き返らせた理由についてはまだ話してなかったな」
「話してないから今、話せといっている」
あからさまに不機嫌だ。
一瞬ジューダスがひるんだことは残念ながらシャルティエにしか伝わっていない。気を取り直して…
「そもそも彼女が僕を復活させたのは…何らかの形で僕を歴史に介入させようと目論んでいたからだ」
「…」
これは彼らの関係を知らなかったら理解しがたい話だ。
18年後にとばされた受け入れざるを得ない「事実」はともかく、歴史改変なんていきなり言われて誰がついていけるだろうか。
思えば途方も無い話である。
知っているからこそどうして、『彼』なのだろう、とも。
「エルレインはどういうわけか歴史を変えたがっている。…真意はまだわからないが…僕も自分の過去を変えるために動くとでも思ったのだろう」
「リオンが過去を変えると、エルレインにとって都合のいい歴史になるわけ?」
正直、英雄に恨みを抱いていると打算しながら、『リオン』の夢の中では「仲間にすがれば望むままの未来が」とか言っているのだからはっきり言って謎で
ある。
最も、リオンと言う人自身を知っているからこそ
はそこまで思い至るのかもしれないが。
「さぁ。最終的に何を期待していたのかまではわからない。」
『まぁ結局、それ全部放り出してここにいるわけですからね』
うん、それはリオンらしいね。
機嫌の悪さがすぐさま論理的思考に切り替わったのがわかったのかリオンは
の様子を眺めながら続けた。
「もしも彼女が僕に…例えばスタンたちに恨みを抱いていて、あいつらをどうにかするだろうとでも打算していたのだとすれば…バルバトスの動きはそれに
当てはまる気もする。」
「…逆を言えばさっきの『あれ』をリオンにさせようとしていたんじゃないか、と」
「考えすぎか?」
多分、合っている。
しかし、
は黙って首を振った。
「それで、…バルバトスがエルレインに関係しているとしたらどうする?」
「放っては置けない」
現に目の前でかつての仲間が命の危機にさらされたのだ。
自分との因果もある。
色々な意味でそう言うのは必然だった。
そして、1人で抱えようとするのも。
「そんなに重い話じゃ私に言えなくてもしょうがないね…」
『本気でそう思ってる?』
「ううん、全く」
にこやかに自らの前言を否定した
にジューダスはバツの悪そうな顔をした。
やはり、彼はカイルたちとは全く違うところで思考を走らせている。
バルバトスと対峙して、形のある目的が出来てしまった。
しかし、今考えているその目的の方向性は、今から5分後には大きく逸れることだろう。
そう思ってしまうと生ぬるい笑みのひとつも浮かんでしまう。
『素直に話したことだし…ちょっとは機嫌直してよ』
「直ってるよ。…大体はじめにうっかり訊いたのだって、もう情報を共有していると思い込んでたからでしょ」
「…っそれは…」
図星だったらしい。
結果的に意見を求められたのは喜ぶべきことなのだろうと思い至って
は一息ついた。
「どうせこうなるんだから、初めから話せばいいのに。」
「憶測で話せるような話じゃないだろうが」
「まぁいいや。一緒に行くからね」
「…… …あぁ」
やや躊躇する間がありつつも否定はしなかった。
「あっ!ジューダス、
!!」
その空気を上塗りする勢いで満面笑顔のカイルが現われた。
しかし、目の前へきて思い出したように拗ねた表情が顔に浮かぶ。
「さっさと行っちゃうなんて酷いよ!助けてもらったお礼もまだ言ってないのにさ」
「礼などいらん。偶然通りかかったから気まぐれで助けた。それだけだ。」
面倒そうに言ったが、どう考えても無理のある発言に思わず
はぷっと噴出した。
その後は片手で口元を覆って笑いを堪えるのが関の山だ。
カイルはカイルで見事に切り返してくれる。
「どうやったらあんなとこを偶然通りかかるのさ!助けに来てくれたに決まってるよ」
全くもってその通り。
カイルにしてはあまりにも絶妙な切り返しにますます笑いが止まらなくなった。
ジューダスの視線が流されるのを感じたが、耐えなければと思うと呼吸困難に陥りそうだった。
「そう思いたいのなら勝手にしろ。じゃあな」
もさておきマントを翻して去ろうとするジューダス。
「待って!ジューダスはどうしてオレたちのこと、助けてくれるの」
「お前たちを見ていると危なっかしくてイライラするからだ」
足を止めた仮面の下でやや不愉快そうにジューダス。
心なし棘すら込められているのだが、慌ててひきとめたカイルはそれを聞いてなぜか嬉しそうに笑顔を返した。
「それじゃあさ。ジューダスも一緒に来ればいいんだよ」
「何?」
「遠くで見ているからイライラするんだよ。近くにいればそんなこともないし。」
名案だ。
ちらと視線を
に流したのは特に意味は無いのだろう。
はわずかに笑みだけ返す。
「それにフィリアさんも言ったんだ、リアラには仲間が必要だって。だから、ジューダスも…」
仲間、と言われてジューダスの顔が曇る。
地下水路でもそうだった。
一緒に行こうといわれれば行きたくないわけではないのだ。
ただ素直ではないだけかと思っていたのだが…
「ジューダス?」
「僕を仲間になどすればろくでもないことになるぞ」
ここへ来てはじめて気づく。
彼が根底で抱えていたものが何であるか。
いつだって大局的で、いつだって1人で大きなものを抱え込んでいる。
そして他の誰かを巻き込まないように気をめぐらせている。
それに加えて、彼の過去は否応無しに、仲間と言う言葉への抵抗を招いているのだから。
「ロクでもないことって?」
「話す必要はない。」
でも大丈夫。
…どちらかというとロクでもないことに巻き込んでくれるのはカイルとリアラの方だから。
関係ないところで思いふけっていると背後から迫る影があった。
「おい、お前ら!!何をしている!!」
「やべぇ!神団の兵士だ!」
ロニの声に緊張が走った。
なんといっても今日は全員侵入者な訳だから。
しかし。
「あ、いつものおじさんだよ」
がロニの肩越しからひょいと巡回兵を覗き込んだ。
「「へ?」」
「こんにちは」
「あ?あぁ、君は…」
「何かあったんですか?」
そこにいたのがここしばらくの顔見知りであることに気づくと兵士の顔からも緊張が落ちた。
少しだけ迷うように連れの兵士と顔を見合わせつつも教えてくれる。
「怪しい人物が侵入したらしくてね。…その後ろの子達は?」
「仲間です」
何か、展開が違う上に背後からジューダスの盛大な溜息が聞こえたがまぁ良し。
「ね、カイル?」
「あ、うん!…仲間なんです!」
かえって怪しいからわざわざふるな。
微妙にジューダスからつっこみの空気も漂ってくる。
「怪しい奴というと、さっき斧もったおじさんが神殿の方で騒いでました。フィリアが知ってると思うんで聞いてみたらどうですか?」
「聖司祭様が?!…君はフィリア様と知り合いだったのか?」
「えぇ、知り合いで────」
「いいから!とっとと行った方がいいんじゃないのか!?」
制するように声を上げたジューダスに思わず驚くカイルたち。
2人の兵士は急かされると顔を見合わせて慌てて去っていった。きちんと礼まで言い残して。
それを見送りやれやれと首を振るジューダス。
「お前…実は僕で遊んでないか?」
「今ごろ気づいたのか。18年前からたまにやってたんだけど」
「…#」
呆然と見送るカイルたちの背後でこそこそと話している2人。
はたと気づくとリアラがこちらを見ていた。
くすり、と笑われる。
「仲がいいのね、2人とも」
「……………………………」
ジューダスの必要以上に長い沈黙は一体何を物語るのか。
とにかく街へと戻ることにした。
あとがき**
裏事情を知ってる人と知らない人、そしてある程度知っている人をまぜこぜにして書くと言うのは大変なものだと思い知りました(苦笑)
ジューダス視点になると、新発見が一杯です。考えてること深すぎて…
