26.絶望の町ルイン
夜が明け、彼らはそのまま次の封印…とりあえずは北のルインを目指すことになった。
ロイドとコレット…明らかに、二人は翌日からおかしかった。
コレットは変わらない。
けれどロイドは何かを思いつめたように竜の背で揺られている。
何を言われたのか知らないが、昨晩、いつもの笑みで暗い表情をしたロイドと一緒に戻ってきたコレットの手には空のカップが握られていた。
ロイドもだ。
とてもゆっくりお茶をしていたようには見えなかった。
ともかく昨晩、彼もようやくコレットの天使化の意味を、本当の意味で理解したには違いなかった。
それも2日と経つ頃には表面上元に戻っていたが。
彼らは大陸きっての透明度を誇るユウマシ湖を右手に北上を続け、湖の中州へ立つルインへとたどり着いた。
希望の街−ルイン。
そこは規模ではパルマコスタに劣りこそすれ、よく整備されて美しい街だとクラトスは語っていた。
だが、たどり着いてみると眼前には信じられない光景が広がっていた。
瓦礫と化した門、透明な水をたたえた湖から延びる支流を渡る石橋は半ば崩壊し、水中に没している。
街は確かに立派であったろう。けれど無事な建物はひとつとしてない。
火を放たれた形跡はなかったがことごとく力による破壊の創痕が街を丸々ひとつ、潰していた。
「ひ、酷い…」
「一体何が…」
これでは絶望の街だ。
街の傷跡はまだ新しかった。
それこそつい先ほど、何か大きなものが通りすがって言ったかのようにクレーターが出来ている。
人間では出来ない芸当だ。あるいは魔法かもしれない。
その時、
はチリン、と小さな鈴の音を聞いた気がした。
「…?」
首をめぐらす。
誰もが湖を介して見通しの良い街を眺めるためにそうしていたが、ふと、同じようにして目を合わせたのはコレットだった。
「…聞こえた?」
「うん」
ちりりん。
今度ははっきりと、あまり遠くない瓦礫のむこうから聞こえたのがわかった。
二人でのぞき込むとそこには狐が。
…狐?
「わぁっかわいー!」
「コレット…なんでも「かわいい」なんだね……」
しかし、それは確かに「かわいい」と形容されるにふさわしいものだったのかもしれない。
狐といっても独特のシャープさのある顔でもなくそこにいたのはぬいぐるみのような生き物だった。
の「かわいい」という価値観の対象外であるそれは、迷うようにそわそわと足踏みをして瓦礫の向こうから顔を上げた。
糸のように細い目と、ころりとした体。
デフォルメされたような姿でも確かに「狐」だ。
けれど尾は茶色の体毛に反して水色で、ふんわりと背中に向かっていて巻いていてそれは…
「…なんだろう」
ポケモン?(違)
「狐の子供かな?」
「違うよ、コリンは狐じゃないよ!」
「「……しゃべった!」」
「何々?」
静まりかえった街に散らばりかけていた一同が戻ってくる。
始めに聞きつけたのはジーニアスで彼は二人の後ろまで走ってくると急ブレーキをかける形になった。
ちりん!とひときわ動きのある音がして、前の瓦礫の上に先ほどの「それ」が乗っていた。
「わっ!何それ!」
「精霊かな」
「かわいいね〜」
しゃべったことには二人ともあまり動じていない。
どういう神経なのだろうかとジューダスはそれぞれに対して思う。
「そうだよ、コリンは精霊なの!」
それからコリン、と名乗ったそれはうーと唸るようにうつむいて…この際しょうがないか、と呟いた。
「助けて!この向こうの建物の下にしいながいるんだよ!!」
「!?人がいるの」
街は無人だった。
少なくとも見渡す限りは。
破壊の割には死体などという物もない。ただ、破壊されて無人になった街。
表現するならそれが正しいだろう。
ちりりん、と短く首に付けた鈴を振るわせながら、コリンはいくつかの瓦礫を飛び越え、消えてしまう。
「どうした?」
「むこうに人がいるんだって!」
集まってきた一同にジーニアスが言うと、
とロイド、ジューダスは瓦礫を超えて、
お世辞にも運動神経はよくないのかもしれない。ジーニアスやリフィルは脇の小道からその建物とやらに向かった。
「大丈夫かっ!?」
ロイドが声をかけると折り重なった梁の下から小さくうめく声がした。
これだけ人がいると人海戦術も難しくない。てこの原理で持ち上げるとコレットとジーニアスが隙間に手を伸ばしてそこにいた人間を引っ張り出した。
「あっ、お前は!!」
「…あんたたちか。皮肉なもんだね」
果たして、彼らが助け出したのはついこの間会った暗殺者だった。
体を起こしたものの、腕を押さえてつらそうに背を瓦礫に預けるその手元に「しいな!」と呼んでコリンが飛び込む。
「今ならあたしにとどめを刺せるよ。今のあたしには戦う力は残ってないからね」
そんなことは見ればわかる。
ただ、何があったのか彼女は傷だらけだった。
「わざわざ助けたものにとどめをさす悪趣味な人間はいないと思うのだがな」
ふっと街を方を向いたジューダスの言葉を背後にコレットが近づいた。
「ひどい怪我…。先生! 手当てしてあげて」
「…そうね。でもその前に何があったのか教えて欲しいわね。
仲間がいるようだし、これが私たちを油断させる罠じゃないとは言い切れなくてよ」
「酷いよ!そんなのいないよ!」
どこか幼い言葉でコリン。それを聞いてしいなは吐き捨てるように笑った。
「はっ!見てくれ通り、陰険な女だね」
「…陰険で結構」
傍目に見ていて、ちょっと怖い光景である。
女の争いというのはそれ自体が陰険で苦手だ。…などと今は、死んでも言ってはいけない。
代わりに
は小さく肩をすくめる。
しいなはリフィルから視線をはずすと、口を開いた。
リフィルの駆け引きに乗ったわけではない。ただ、自分が話したいから、という様子で彼女は言葉だけはしっかりと話し始めた。
「この街を見てみなよ。何もかも、めちゃくちゃだ。
攻め込まれたのさ、ディザイアンにね」
「何…!?」
「ここから北東に人間牧場ってのがあるのを知ってるかい?
ここの街の人たちは牧場から逃げ出した奴をかくまったんだよ。
それがバレて全員強制的に牧場送りの上、街は破壊されちまったのサ」
だから無人なのだ。
火を放たれて殺されるより牧場送りの方がいいのかどうかは、この世界だと微妙なところかもしれない。
「じゃあ、その怪我は?」
が訊いた。
鋭利な切り口や打撲の跡は、明らかに建物の下敷きになっただけで出来たものではない。
「何でもないよ。ちょっとドジっただけさ」
「違うよ!しいなは街の人を助けようとしたんだよ!」
「コリン!」
「だって…」
察するに、ディザイアンと戦って負傷したが、建物に埋もれたので回収からは免れたのだろう。
不幸中の幸いだ。
「出血がひどいな」
「本当だ。先生! こいつを手当てしてやってくれよ」
「先生、お願いします!」
壁を背にした部分からにじみ出る血に、クラトスが抑揚なく指摘する。
ロイドとコレットからすがるように言われてリフィルは深々と溜息をつき、鋭い表情を崩した。
「…わかりました。本当にみんなお人好しすぎるんだから」
しいなに近づいて杖をかざすと、透明感には乏しい白い光が溢れる。
光が収まった時、しいなの傷はすっかり消えていた。
「…なんであたしを助けたのサ」
「多分、あんたが街の人を助けようとしたのと同じ理由だよ」
「…あ、ありがとう」
まだ反目するかと思ったが、思うよりも素直に礼を言って、彼女は恥かしそうに顔を逸らした。
足元をちょろちょろしていたコリンは立ち上がったしいなの傍で飛び上がる。
「虫のいい話かもしれないけど、あんたたちにたのみがあるんだ」
そういったしいなは何かはっきりと決めたような顔をしていた。
「頼み?」
「この街の人には一宿一飯の恩義があるんだ。
たのむ。この街の人を助けてあげてくれよ!
そのためならあんたたちと一時休戦して協力してもいい」
「…」
複雑な沈黙。…というより、ただ少々それぞれが悩んだだけだろう。
顔色を変えないのはジューダスとクラトス、逆に一番表情で難航を表したのはリフィルだ。
「わかった」
「ロイド本気なの?」
始めに口を開いたロイドにリフィルは咎めるように聞くが、コレットも賛成、と前に出る。
「コレットまで!」
「お前らは?」
ロイドは振り返って残る一行を見渡した。
「かまわんだろう」
「僕はどちらでも構わんぞ」
「えっと…姉さん…ごめん!」
残る
に視線が集まったが、は小さく首を振っただけだった。
それは肯定とも否定とも取れない。
見る者によって意味は違ったかもしれない。けれどこれは確かだった。
「神子の意思が最優先、なんでしょ?」
「もう!」
リフィルは腕を組んでどうしようもない、とばかりに嘆息した。
風向きが変わって埃っぽい気配を運んできた。
「いいでしょう、好きになさい。考え方を変えれば四六時中監視できるってことだし…」
「ふん。あんたこそ寝首をかかれないように気をつけなよ」
犬猿の仲、という言葉が思い浮かんだのは気のせいだろうか。
どうにも彼女は暗殺者というには、リフィルとは対照的に感情がストレートなように思えた。
* * *
街の人間はアスカードの牧場へ送られた。
それを助けるということは、再び牧場へ潜入しなければならないということだ。
それも、今度は正面突破とは行かない。
少なくとも相当な数の街の人間を無事に逃がすには復路を確実に確保する必要がある。
「すごい警備だね。この前とは比較にならないよ」
「そうだな。潜入したくてもこれじゃあ…」
正門に近づくまでも見張りが巡回をしている。そのほかにも固定で警備が両脇についていた。
頻繁に行き来があるようだ。遠くの茂みの影から眺めながらジーニアスは声を潜める。
「…その前にこの人数じゃ、無理があるんじゃない?」
今や8名。潜入というには結構な数になっている。
同時に動くにはどう考えても目立ちすぎる。
「無理があるって言っても…オレたちはあの中にいる人を助けに来たんだぞ?」
「それにしたって、情報が全くないのに潜入、っていうのもね」
また何かを考えはじめたのかとジューダスは密かに眉を寄せる。
「…確かに飛んで火に入る、というやつかもしれんな」
だが、他に方法があるのか、という表情でクラトスは隣の二人を見下ろす。
長身の彼は膝をついても二人より頭半分は高い位置にいる。
「そうだねぇ…」
「方法はないわけではないけれど…」
気が進まない、というようにつぶやいたのはリフィルだった。
それをまた継いだのは
。
「ディザイアンに変装して潜入する、とか」
考えていたのは同じだったらしい。
リフィルはテンポよく頷いた。
「そっか!ディザイアンの格好になれば見つからないもんね」
「ははーん。あんたたち結構大胆だねぇ」
見つからないとは限らないので大胆、とも言いがたい。
はただ肩をすくめた。
ただ、彼らは一様に同じ服をまとい顔の見えないヘルメットを被っているので歩き回るくらいなら問題はないだろう。
「私だってこんな作戦がベストだなんて思わなくてよ。でも仕方ないでしょう?」
「…見回りのディザイアンが来たな。どうするのだ?」
「決行だよ!」
もっと大胆なのはしいなの方だった。素早く見張りのディザイアンの後ろに回りこむと思い切り組んだ両手で首筋に一撃を加える。
ドサ、と音がしてディザイアンは倒れたがその近くに仲間がいたらしい。
どうした!?と声がしてまた一人駆けつける音がした。
「やばい!来やがった!」
「一人なら問題ない。いったん隠れろ」
大げさに振り返ったロイドを腕でひっかけるようにして茂みに追いやるジューダス。
気づかれる前にもう一度、息を顰めることになる。
「隠れてどうするんだよ!」
「良く見ろ。あいつらは組になって見張っている奴らだ。気づかれなければすぐには仲間は呼ばん。引きつけて気絶させるぞ」
ちゃき、と鞘鳴りがしてジューダスは柄を握ると、言葉の通りそのディザイアンが倒れた仲間の傍に膝をつくと同時に茂みを飛び出した。
文字通り「あっ」というまに剣を抜きもしないで前のめりにディザイアンは沈み、仲間の上に重なるように倒れることになる。
「やったー!」
「しっ!!」
「一度外に出ましょう。ここではいつ敵に見つかるかわからなくてよ」
「そうだな」
牧場から離れて、草原までディザイアンごと移動してきたロイドたち。
「どうしよう、このディザイアン」
服を引き剥がしてしまうと、ディザイアンの処遇に困っていた。
放っておけば侵入者が出たことなどすぐばれてしまう。かといって
さすがに一度、傷付けそびれると改めてとどめをさそうとは思えないのが人情だ。
「………いずれ、危機を招くなら息の根を止めてしまうのがいいのだがな」
無抵抗な相手に剣を突き立てることにはさすがに抵抗があるのかクラトスも、言葉は辛らつだが少々困った溜息をついていた。
ヘルメットを取ってむき出しになった顔はなんのことはない、人間ともエルフとも大差はない。
「ん〜じゃあ…ノイシュに頼もう」
「はぁ!?」
「要するに私たちが入って出てくるまでばれなくちゃいいんでしょ。ノイシュ」
「ワォン」
明らかに言葉は理解しているようでノイシュは呼ばれて大きな耳をぱたぱたと動かし、を見た。
「私たちが牧場に入っている間にこの二人、どこかに捨ててきてくれる?」
「捨てるって、
」
少々汗をかきそうな顔でロイド。
コレットとジーニアスは驚いたような顔で口を開けている。
「まぁ…敢えてここで殺したくないなら妥当だろうな」
「クゥ〜ン」
ジューダスも賛成するにも微妙な気分ながら支持は示す。
是非もなくディザイアンをひとりで引きずってノイシュに乗せようとしたの横から無言でディザイアンを担ぎ上げ、クラトスがノイシュの背に荷物のように横たえた。
それでロイドたちも協力して残る一人を運ぶ。ノイシュも承諾したのか首を下ろしてその作業が終わるのを待った。
「ノイシュ、ごめんね。ゆっくり散歩してきてくれればいいから。でも、それ捨てるのは谷とかがいいと思う」
「ウォン」
言われたとおりノイシュはてこてこと歩きながら草原の向こうへ歩いていった。
「谷に落ちたら死んじゃうんじゃ…」
「死なない程度に戻ってこない程度の場所がいいかな、と」
本気だか冗談だかわからない顔で言ってのけるが、免疫がないのかジーニアスたちは本気で考え込んでしまっている。
大人組はどうでもよさそうで、唖然としていたしいなだけがプッと噴出しての肩に手を置いた。
「あんた…おもしろいね」
「そう?」
そう言っていられるのも今のうちだ、とジューダスは心の内でつぶやく。
おそらくしいなにはついてこられまい。渡り合えるのはハロルド=ベルセリオスくらいだろう。
いや、ハロルドに渡り合えたのが
くらいだった、というべきなのか。
「いよいよ牧場に潜入だね」
「しかし、本当にこれだけの人数で潜入するつもりなのか」
「そうね、服は二着しかないんだもの。まずは誰がディザイアンになるのか決めなくては」
リフィルの言葉にジューダスの眉が僅かに動く。
おそらく彼が言いたかったのはそういうことではないのだろう。
「それもそうだけど、二人ディザイアンに変装して、それからどうするんですか?」
が率直に訊いた。
「その二人以外は人質になってもらいます。それならおかしくはないでしょう?」
いや、二人で残りの6人を無傷のままひっぱっていくのは十分不自然なのでは。
一抹の不安を覚える
。
それを言葉にしたのはやはりジューダスだった。
「人質役が多すぎる」
「でも全員で入らないと危ないよ!」
「何も入る時に全員揃っていなくても…いいんでしょう?」
「「へ」」
彼らの危惧をまとめる方法はといえばひとつ。
は集まった視線が自分の言葉を待っていることを知って先を続けた。
「脱出した人がいたっていうことは、正門以外に警備の甘い出入り口があるってこと。
鍵のかかった扉を外から開けるのは難しいけど、内側から開けるのは案外、簡単かもよ?」
「なるほど、先に二人だけ行かせるわけか」
「どうせなら牧場内の情報も引き出したいし…ディザイアンの話というのも聞いてみたい」
「馬鹿か!わざわざ接触を図ろうとするな!」
それが興味本位と知って、ジューダスからお叱りの声が飛ぶ。
このパーティに入ってからこちら、怒鳴ることなど滅多にないジューダスの声にびっくりしたようにジーニアスたちは目をぱちくりとしている。
それに気づいてジューダスは、幾分トーンを落として抑えるように続けた。
「潜入が目的なら先発隊は安全を重視すべきだ。以前の人間牧場と造りが同じなら情報操作の端末があるだろう。そこから地図を引き出せばいい」
おぉっと感心したようにロイド。
クラトスはふむ、と腕を組んだが賛成したらしく何も言わなかった。
「じゃあ決まりね。私が一人目になります」
「ずるいぞ、先生!なんでそうなるんだよ」
「ずるくなんてありません。これが一番自然なはずです」
まぁエルフで端末も操作できるとなれば、そうなのだろう。
「じゃあ俺!俺がもう一人!」
「遊びではないのだぞ」
「そうだね、ロイドはやめたほうがいいと思う」
「なんでだよ!」
にまで追い討ちをかけられぶーたれるロイド。
「だってロイド。牧場で人間が殴られてたら黙って通り過ぎることが出来る?」
「それは…」
「ついでにディザイアンに二人で変装したからって正門は普通に通れるのかな」
「まだ問題があるのかい?」
しいなが心配そうに訊いて来る。その表情はやはり暗殺者という割には素直だった。
彼女にもその役は向いていなそうだ。
「ディザイアンだからといって自由に出入りが出来るのか、ということだろう」
クラトスが相変わらず淡々と声を発する。ジューダスはますます嫌な予感に狩られ瞳を細めた。
「そうそう、だからひとりは人質になって中で着替えるっていうのはどうかな」
「
、それは…」
「で、結構危ない役だし服のサイズ的にもクラトスさんには合わないから私がやります」
「お前は結局それが言いたかっただけだろう#」
「でも道理ね。パートナーを選ぶのであれば私もを推薦するわ」
必要とされているのはある程度の「科学」への知識と冷静さ、それから洞察力だ。
ディザイアンにとって顔が売れていないことも必須になる。
だとしたら自分でも適任だ。しかし、ジューダスが手を挙げるより先にリフィルが賛成してしまった。
背中からひっそりと『駄目ですよ、坊ちゃん。はああなったらもう聞きません』とかなんとかいう声が聞こえた気がするが聞こえなかったことにする。
「じゃあ決まりだ」
「気をつけてね、
、先生」
深刻そうにしいなとコレット。
苛立つジューダスをよそに彼女らは牧場へ向かっていってしまった。
